第２新卒の意味、定義
就職活動中の方、これから就職活動を考えている方、新聞や雑誌、インターネットサイトなど様々なメディアの広告で
「第２新卒」こんなフレーズ、目にしませんか？
どんな人たちを指すのかご存知ですか？
第２新卒とは、新卒で就職したあと、1～2年で転職しようとして退職、職についていない人。
大学は卒業したけど、就職できなかった人。のことです。
・・・が、これはあくまで一般論。募集する企業側で定義は微妙に異なると思っておいた方がいいでしょう。
世間一般的に該当年齢は22歳～25歳くらいですが、上限が30歳くらいまでの会社もあるようです。
仕事に関しては１～３年しか経験がありませんので、まだキャリアがあるとはいえません。
ですが研修などで、社会人としての知識、マナーなどをある程度は学んでいるので、このまだ若い層を狙えば、採用する企業側は、
人材を育てやすいのかもしれません。
前職の勤務年数が少ないので、前企業の色に染まりまくっていたり、考え方が凝り固まっているいるということも少ないでしょうし。
基本的な下地が出来ていて育てやすい、また言い方は悪いですが使いやすい人材として重宝されるようになってきて、今では新卒・中途に続く第３の市場としてのカテゴリーが確立しつつあるようです。
辞める理由は人それぞれ。でも・・・
３割以上の新卒者が３年以内に退職しているという厚生労働省のデータもありますが、キャリアを十分に積んでから転職・・・というのとは違い、新卒時に数年先の自分の将来像まで視野にいれた就活ではなかったといわれても
仕方がないのかもしれません。待遇が想像していたのと違う、急な配置転換、納得できない人事異動、転勤が精神的につらい、給料はいいが人間関係がうまくいかない・・・など
仕事を辞める理由は様々でしょうが、この辞めた人たちを採用のターゲットにしている会社もあるということです。
ネガティブな考え方は切り替えて、新たな気持ちで新天地を求めてみるのもよいのではないでしょか？
第２新卒のメリット・アピールポイント
前職を、1人前になる前に退職しているのですから、マイナスイメージに捉えられがちな第2新卒。
しかし、アピールできるポイントはあります。
・将来へ向けて具体的な目標がある。そのための転職。
・新卒より、社会人経験があり、研修でビジネスマナーが身についている。
・前会社の色に染まっていないので、柔軟性がある。
などでしょう。ちゃんと具体的に説明できるようにしておきたいですね。
第２新卒のデメリット・マイナスな面
・忍耐力がない、将来へむけての展望や目標がない。
・社会人としての経験が浅い。
・前会社での実績がほとんどない。
なぜ、前の会社を辞めたのか明確な理由と、（特に現実逃避ではないこと）転職への経緯、（面接を受ける会社の）志望動機などを論理的に説明できなければなりません。
一見、デメリットに思える早期退職、転職ですが、マイナスイメージを逆手に取るという戦略はどうでしょう？「あえて新卒ではなく、第２新卒を狙った・・・」なんてのを、面接官が納得できるようにうまく説明できれば
面白いかもしれません。（・・・ただ成果は保障しかねるので自己責任で・・・）
第２新卒者よりも、数年長く会社勤めをした人が転職を考えているとします。転職を志望する業界の経験は全くありません。一概にはいえませんが、志望する業界によっては第２新卒よりも、第２新卒ではない未経験者のほうが有利かもしれません。というのは、第２新卒は社会人として、まだまだ経験が浅い。しかし、業界未経験であっても仕事のこなし方、コミュニケーションスキルなどで一日の長があるのではないでしょうか？
いずれにしても、転職市場は「実力主義」の世界です。「企業に売れるような知識や技術」が身についてからでも転職は遅くはないのでは。